Last Update: 2026-09-02
PyCon JP 2026¶
PyCon JP 2026 のカンファレンスに参加したのでその報告を。聴いたトークを順番に並べて、感想とか書いていきます。
カンファレンス開催概要¶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026 年 8 月 21 日(金)・8 月 22 日(土) |
| 会場 | 広島国際会議場 |
| 参加者数 | 407 人 |
受付では connpass で発行された QR コードを見せて、参加者バッジをもらう。

会場用のWebアプリもあって、タイムテーブルを確認できたり、お知らせが流れてきたり、会場マップを見れたり。
「クエスト」もあって、参加者Tシャツを受け取る・スピーカーと会話するとかを自己申告するとポイントが貯まって、一定ポイント貯めた人の中から抽選で賞品がもらえる。
参加者がもっとPyConに参加できるような企画になっててすごい。
翻訳用のWebアプリもあって、トークがリアルタイムで翻訳されて流れてくる。

8 月 21 日¶
【基調講演】 Press Start: Python's Next Generation¶
- 登壇者: Carol Willing
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発表資料: https://speakerdeck.com/willingc/press-start
おそらく北尾 崇さんの基調講演に合わせて、ゲームに準えた講演だった。
クエストマップ:
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Python Power-Ups
Python 3.15 の新機能の紹介
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Visualization
可視化ライブラリの紹介
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Systems and AI
AI活用について紹介
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Community
エージェント向けJupyter - Satyrn AI の紹介: From us, For us.
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VLMで2.3万枚のPyCon JP写真を検索!無料クラウド枠で実用的なマルチモーダル&顔認識検索システムを構築した裏側¶
- 登壇者: 寺田 学
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発表資料: https://speakerdeck.com/terapyon/vlm-de-2-3-manmai-no-pycon-jp-shashin-o-kensaku
FlickrにあるPyCon JPの写真をテキスト検索できるようにしたいっていうのがメインテーマ。 無料枠の中で構築することを条件としてる。工夫したシステム構成や、ベクトル検索とはそもそも何かってことまで。
ランチ¶

LLMの出力を"いい感じに"する技術 — FastAPIで仕上げるAI Agent設計パターンを野球AIで実践した話¶
- 登壇者: Shinichi Nakagawa
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発表資料: https://speakerdeck.com/shinyorke/taming-llm-output-ai-agent-design-patterns-with-fastapi
野球選手、対戦成績とかのデータを返してくれる野球解説AI Agentを完成させたっていうのがメインテーマ。 LLMから出力をもらうときの課題として、遅い・不安定っていうのがあったけど、SSEを使うとか渡すデータを工夫して、LLMを手なづける。 AI Agentだからこその機能として「仮想対戦」ができる。
PyVista on WebAssembly: サーバーレス3D可視化の実現¶
- 登壇者: Tetsuo Koyama
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発表資料: https://tkoyama010.github.io/pyvista-wasm/slides/
SSRと比べて、WASMはブラウザ上で動作するのでセキュリティの問題とか・リソースの枯渇を解決できる。 pyvista-wasm は WebAssembly 上で動作する3D可視化ライブラリで、ブラウザ上で実現できる(発表資料のリンクから見れる)。
自作DBで理解するベクトル検索のしくみ¶
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登壇者: k-kamijo
ベクトル検索とは?の部分の丁寧な説明があった。モデルによってベクトル化された、対象の近さによって検索するそう。
The Answer's in the Library: Making Short Work of Python Monorepos¶
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登壇者: Ben Allen
英語のトーク・・・Listening頑張りたい。
FastAPI の並行処理モデルを完全に理解する¶
- 登壇者: hoto17296
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発表資料: https://speakerdeck.com/hoto17296/fastapi-no-heikou-shori-moderu-o-kanzen-ni-rikai-suru
FastAPIの
async defとdefの使い分けとか、そもそもASGIとは何?ってところから解説があった。 色分け問題なるものもあり、アプリで統一して使うのが良さそう。 この領域のことをもっと勉強しないと。
お好みトーク(LT)¶
- 未経験からKaggle Experts:Copilotチャット⇒Cursor自動化まで
- 登壇者: Kazeneko
- 電話に出る Python のログの話
- そのasync、止まってない? ”鉄板”イベントループ ブロッキング処理検出術
- From Jupyter to Python Scripts with Agentic Coding
- 登壇者: Joeun Park
8 月 22 日¶
CPython's Memory Engine: Allocation, Deallocation, and Free-List Tricks¶
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登壇者: Petr Andreev
英語のトーク・・・Listening頑張りたい。
まじでpythonなんもわからん!を救う会¶
- 登壇者: haruki
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発表資料: https://www.docswell.com/s/shumizu418128/K8NLPX-2026-08-22-003035
2025年に初参加したPyCon JPが難しすぎて、自分の発表では誰も置いていかないことを目指して標準ライブラリでできることを解説。randomとかsqlite3とか。
PyLadies: Growing Communities Around the World¶
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登壇者: Carol Willing, Soojin Yoon, Maaya Ishida
PyLadiesのコミュニティがどのように構成されて、維持してきたかがディスカッションされた。 頑張りすぎず、参加したい人・戻ってきたい人がいたら居場所を作っておくことが最も大事。
ランチ¶

Pythonで構築する人口移動ナレッジグラフ:NetworkXとGraphRAGによる意味的地域検索¶
- 登壇者: Ryosuke TANNO
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そもそも知識グラフとは・・・表形式だとバラバラに存在する情報が、知識グラフだとデータ間の関係も保持できる。 知識グラフとLLMを組み合わせることで、例えば「広島市と教育・医療・福祉のレベルでにた市町村」を根拠とともにLLMが示せるようになる。
詳解ASGIミドルウェア シンプルながらも奥が深いASGIミドルウェアを使いこなす¶
- 登壇者: Rei Suyama
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発表資料: https://github.com/rhoboro/events/tree/main/pycon.jp.20260821
そもそもASGIとは?ってところから、ASGIアプリケーション・ASGIサーバーのこと、そのどちらとしても振る舞えるASGIミドルウェアの実装パターンの紹介もあった。 この領域のことをもっと勉強しないと
作って理解するCoding Agent 〜フレームワークに頼らないピュアPythonでの実装〜¶
- 登壇者: Takanobu Nozawa
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Codeing Agentを自作したっていうのがメインテーマ。 Pythonの標準ライブラリとLLMの公式SDKのみを使っていて、Codeing Agentの基本構成要素を理解することが目的。
お好みトーク(LT)¶
- 500名弱規模の組織の Python プロジェクトをどう管理するか?〜データエンジニア奮闘記〜
- Build your event Photobooth with Django
- 登壇者: Silvia Larasatul
- アプリURL: https://booth.pyladiesinframe.id/pyconjp2026/
- 高校生から22歳へ:Pythonコミュニティと共に成長した物語
- 登壇者: Han Lee
- H200 4枚とPythonで、アニメ制作パイプラインを構築した話 (How I built an anime pipeline with 4xH200s & Python)
- 登壇者: Eugene Kim
【基調講演】 Pyxelで、プログラミングを遊ぼう! 「楽しく作る」をデザインする¶
- 登壇者: 北尾 崇
- 発表資料: https://github.com/kitao/pyconjp2026-keynote
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GitHub: https://github.com/kitao/pyxel
講演の中で紹介されたツールの一部:
- Pyxel Code Maker: https://kitao.github.io/pyxel/web/code-maker/
- Pyxel VScode拡張: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=kitao.pyxel-vscode
- Pyxel MML Studio: https://kitao.github.io/pyxel/web/mml-studio/
Pyxelを使ったシューティングゲームを(Claude Codeが)作ってみた: https://ishigaki-star-vanguard.pages.dev/
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コードは全てClaude Code( Opus5 )が作成; MCPサーバーもSkillも準備してくれてる
Claude Code( Opus5 ) の活躍ぶり
❯ 横スクロールのシューティングゲームを作りたいです。アイテム拾ったらパワーアップする系の Ran 2 shell commands ⏺ Skill(pyxel) Successfully loaded skill Read 1 file, called pyxel, ran 4 shell commands ⏺ readMcpResource(Read resource "pyxel://run-snapshots-schema" from server "pyxel") { "contents": [ { … +109 lines Searched for 1 pattern, ran 7 shell commands Pyxel 2.9.9 の API を確認しました。横スクロールSTGを作ります。まず本体を書きます。 Searched for 1 pattern, read 5 files, called pyxel 4 times, ran 8 shell commands Boss とザコの絵を作り直します。 Searched for 2 patterns, read 16 files, called pyxel 20 times, ran 17 shell commands ⏺ プレイ動画(ヘッドレス実行の20秒キャプチャ)、タイトル画面、ボス戦 › [image]/private/tmp/claude-501/-Users-ishigaki-code-pyxel-test/004137c1-408a-4306-b8d6-3887c30 (1.3MB) › /private/tmp/claude-501/-Users-ishigaki-code-pyxel-test/004137c1-408a-4306-b8d6-3887c30 (17.5KB) › /private/tmp/claude-501/-Users-ishigaki-code-pyxel-test/004137c1-408a-4306-b8d6-3887c30 (11.4KB) 横スクロールSTG STAR VANGUARD を作りました。 起動 uv run pyxel-test # または uv run python -m pyxel_test ファイル - src/pyxel_test/shooter.py — ゲーム本体(1144行)。スプライト・BGM・SEはすべてコード内生成で、外部リソース不要 - src/pyxel_test/__init__.py / __main__.py — エントリポイント - README.md — 操作とルール 中身 - 256×144 / 60fps、3段パララックスの星+ディザ処理した惑星で横スクロール感を出しています - 自機は上下移動でバンクする3フレーム(シアー生成)、エンジン炎はフレームごとに変化 - 敵は4種(直進ザコ/サインウェーブ隊 パターン。赤く点滅するキャリアを倒すとアイテムを落とします - P(1発→2発→3WAY→3WAY+後方弾)/S(速 /O(軌跡を追うオプション最大2)。ミス するとP・O・Bは失い、Sは1段階だけ下 - 約30秒でWARNING→48×40の巨大戦艦(拡散弾・砲台の狙い撃ち・小型機射出、コアが光る)。撃破でステージクリア→周回(敵速度・出現頻度・ボスHPが上昇) 検証結果(pyxel-mcp、すべてヘッドレス - validate: エラー・警告なし - タイトル→プレイ→ゲームオーバー→タイトルの遷移をstateで確認(scene==2 到達をフレーム1156で観測) - パワーアップ: Pカプセル取得で weapon 1→2、notice="POWER UP"、スコア+50 をフレーム862で観測。3600フレームの通し実行では weapon2 / speed1 / barrier3 / option2 の4種すべてを自然に取得 - ボス: 出現(hp150)→被弾で減少→撃破→STAGE 1 CLEAR!表示→stage2でhp220に増加、まで一連を観測 - 画面キャプチャを直接目視して、タイトルロゴ、HUD、WARNINGバンド、ボス戦、ゲームオーバー、SHIP DOWN表示を確認。初回はボスがHUDに食い込んでいたのでY可動域を修正、被弾時の全身白フラッシュが点きっぱなしだったのでストロボ表示に変更、惑星が明るすぎたのでディザ化しました - 音は read_audio で音符・長さ・振幅を 音=C3E3G3C4E4の0.17秒、BGM 10秒ピーク0.175)。実際に聴いてはい 確認です テスト用の足場(ボス直行・無敵ハーネス クラッチパッドに置いてあり、ゲーム本体には残していません。 ✻ Sautéed for 28m 3s -
Claude Codeが作ったゲームは、自分のPC上で
uv run pyxel-testで起動できる。 - 共有したいなら、相手もPythonとPyxelをインストールしておかなきゃだけど、
app2htmlのおかげでブラウザで実行できるようになってる。
PyCon JP 2027¶
そして来年のPyCon JP 2027は静岡県へ🗻沼津プラザヴェルデで開催します! https://2027.pycon.jp/ #pyconjp
— PyCon JP (@pyconjapan) 2026年8月22日
